『極寒のストラトヴァリウス参戦記 at 新木場STUDIO COAST』 by KOHA-METAL
えーと、何かオレのレポが物議を醸すとイヤなんで予め申し上げておきますね〜
私見ですけど、まずHR/HMに関してはCDとライブは別物だと思ってます。
何がロックで何がメタルかは人それぞれ基準があると思うんですね、そもそもカテゴライズしたりされたりするのを好む人と好まない人がいるのでね。
オレはあくまで体感したことを書いてるだけなので、評論的なことはしないですYo!!
今回のストヴァリに関しては、実際にステージから放たれるサウンドとオーディエンスのリアクションが自分の予想とちょっと違っていたなと思っただけなんですね。
それを踏まえた上でのちほどレポ書きまーす。
極寒のストラトヴァリウス参戦記 at 新木場STUDIO COAST 1/29(金)
その1
時計の針は16:30を指す頃、オレは新木場駅線路下にあるロッテリアでコーヒーを啜っていたんだ。
「・・・そろそろだな」
自宅からココへ来るまで寒さに震える思いをしながらの道のりを思い返すと腰を上げるのに多少の躊躇を覚えるが、そうも言ってられない。
19:00スタートのライヴまではまだまだ時間はあるが、現場がどういう状況なのか一度確認しておく必要はある。
それほど興味は無いが物販の情報も仕入れておきたいので、サッと身支度をして足早に店を後にする。
店から出た瞬間、刺すような冷気と横殴りの雨に一瞬たじろいたものの足は既に動き始めている。
COASTまではものの5分も掛からん、とっとと行くぜ!
歩きながら周りを見渡してみると余りメタラーらしい連中は見かけないね。学生っぽい若い子が多いな〜女子率も高そうだよ。
COASTは駅前から続く大通りに面しているんだ。
昨年の5月に若洲公園キャンプ場で行われたメトロックに参戦した際、ここを通って会場まで歩いたので懐かしく思い出した。
あの日は朝から曇りがちだったけど、昼から太陽が出て素晴らしい陽気の中、ベビメタで骨折したほろ苦い思い出があるんだな〜ww
あっと言う間に到着したのはいいものの、どうやら時間的に敷地内にはまだ入れないんだって。
「えーっ、この寒空の中を路上で待つのかよ!!!!」
オレの目の前に居たEmperorのパーカー着たおっちゃんの心の声が聞こえてきそうだった(笑)
その2
おっと、17:00ちょい前になるとゲート開けて入れてくれたわ。
おっと、17:00ちょい前になるとゲート開けて入れてくれたわ。
といってもね、入れるのは敷地の最前部だけよ。そこで物販やるから並べということらしい。
正面入場口までのゲートはまだ封鎖されており、まだこの時点ではハコの全貌を窺い知ることはできてないんだ。
取りあえず素直に整列します。
オレは50番目ぐらいかな〜後ろにも同じぐらいの人数が居るのでざっと100人ほど。
17:00より物販スタートのアナウンスが入ったのはいいのですが、モノが何なのか全然わからないんだよね〜どうしよ。。。
定刻通りに軒下の扉(会場の上手側のブースだった)が開き、4.5名ずつ中へ呼ばれーのでスタートだ。
この頃になると雨がさらにヒドくなり、傘さして立ってるだけでも辛い!
「早よしろや!」
オレは心の中で恨み節にも近い罵詈雑言を吐き捨てながら順番を待つ。
やっとこ呼ばれて中へ入れた。さて、ではアイテムを紹介するよ。
Tee2種、パーカー1種(8,500円だぜ!!!!)、トートバッグにマフラータオルのラインナップだ。
オレはマフラータオルだけ買ったよ。濃いスカイブルー地に白抜きロゴはなかなかイイね〜爽やかだ☆〃
物販終わった連中が入場までどういった行動を取るのか、オレの興味はそちらへ移った。
というのもさ、こんな悪天の中でまだTee1枚にはなれないよ。
現在17:20過ぎ、18:00の入場呼び出しまではまだまだ時間があるんだ。
その3
上着を脱ぎ会場外にあるコインロッカーに荷物を詰め始めている人間がちらほらと見受けられる。
オレは少し混乱した。
というのもね、COASTのフォトギャラリーは事前チェック済みにて正面入場口へのゲートが空けば向かい側にも山ほどロッカーがあるはずなんだ。
封鎖されているゲートにへばりついて精一杯目を凝らして見ると、その通りにロッカー群が見える。
「ヨッシャ!」&「今からそんな格好して大丈夫?? 死ぬよww」
先行物販が一旦終了となる17:40を過ぎた時、ゲートが開き正面入り口へ人が殺到する。
整理番号が書かれた立て札が掲げられているね〜
1-100,101-200,2-300,300-400,400-600といった具合に。それ以降は雪崩式なのかもしれん。
ここで発表、オレの整理番号は54番!
キャパ2000オーバーなんだから最前確定ですよね。
入り口と反対の奥にはロッカーの山、そちらに荷物をぶち込みTeeの上にネル1枚を引っ掛けただけの軽装になり小型ペットの水とチケを抱えて震えながら呼び出しを待つ。
先ほど購入したマフラータオルを首に巻いたお陰で寒風にも耐えられた。いや〜マジ厳しい寒さだよ。
オレは庇のある軒下に居たんだけど、真面目なのかバカなのかわからない連中は雨ざらしの中を立て札付近にきちんと整列集合してる。
これは愚かな自殺行為だと思ったね。そんなに風邪引きたいの?? って感じだもん!ww
その4
定刻通りに5名ずつ呼ばれる。
入り口でワンドリンク代を投げ渡し、入場するとすぐにあるのは巨大なバーカウンターだ。
もともと冷えきったカラダにビールを流し込む予定はなかったので、横目に流し見しつつ左手奥にあるフロアへ突撃だ。
う〜む、何(十)年ぶりの小箱だろう.......
中2階やバルコニー席を備えた場内は一瞬だけ海外の会場かと思わせる(La CigareやHouse Of Blues辺りか)。
せっかくの良番を活かすためにまだ空きのあるドセン上手側の最前にはり付く。ステージとの距離は2mも無いぐらいだぜ!
目の前にはマーシャルの壁、暗転前までずっとSabbathメドレーが流れ続け嫌がおうにも期待値Maxじゃん! メタルじゃん!!ww
さて、ここで少し冷静な話を。。
周りを見渡すとストバリTeeを着た若い子ばかりが目立つ。女の子もほんと多いんだよね〜
ベビメタで見たときの「いかにも駆けずり回ります」的な格好の方達じゃない気がする。
シャツ着た会社帰りのリーマンもちらほらと見えるし、、、この人たちモッシュするのかな??
というのもね、最前からステージまで余り距離が無いのでサーフを受け止めるSTAFFも配置されてないんだよね。
アナウンスではモッシュ・ダイブ禁止って盛んに言ってってけど、そもそもそういうライブじゃないのかなぁ、、
もうすぐ時間だ。会場はほぼ埋まっている。バルコニー席に若干の空席は見えるが、満員御礼といっていいんじゃないかな。
その5
結局、オレは近過ぎる最前を嫌い、5列ほど下がった。モッシュがあるにしろ無いにしろ、メンバーの足元を見てるだけなのは勘弁だ。
定刻の19:00、キーボードの荘厳な調べとともに暗転、1曲目はニューアルバムEternalのOPを飾るMy Eternal Dreamでスタートだ。
ステージ上手より出て来たメンバー、Drのロルフ、keyのイェンス〜Bのラウリ、Gtのマティアスが勢揃いし最後に小ティモが勢いよく飛び出してくる。
第一印象:どいつもこいつもとにかくデカい!ラウリなんて余裕で190オーバーだろ、マティアスも腕や腿の太さがパない!!ww
さすがにアッパーチューンだけあってノリやすい。
小ティモはしきりに手拍子とフィスバンを要求し観客も精一杯応えている。
オレはソロの部分でジャンプして横のヤツに当たってみたんだが、反応が無かった。まぁ、まだ1曲目だし、、、みたいなww
次はもっともポッピーな曲の一つであるEagleheartだ、マイクを向けられ一緒に歌えと煽られる。
3曲目はPhoenix、勇壮でヘヴィーなリフが魂を揺さぶる疾走ナンバーだ。
さすがにこの曲なら、、と思って周りを見渡してみると、何も起きてないです(苦笑)
オレ、この時点で自分の予想が完全にハズレたことを実感しましたね。
皆んなパーソナルスペースを大事にしつつメンバーとのC&Rを楽しむライブなんだと痛感させられました。
確かに小ティモはモッシュを誘発するような煽りはしてないっすね〜マティアス一人がメタルっぽく激しいヘドバンしてましたが、
ラウリは可愛い笑顔で女の子達を悩殺しに掛かってましたからww
ラウリは可愛い笑顔で女の子達を悩殺しに掛かってましたからww
その6
「ゲンキぃ??」「モット???」
小ティモのMCはよく通る。
ただね、演奏が始まってリズム隊が入るとGtとVoが埋没しちゃって聞こえにくい。バランスが悪いのかな。。
ここでセトリ貼っておきますYo
http://www.setlist.fm/setlist/stratovarius/2016/shinkiba-studio-coast-tokyo-japan-bf3d5ba.html
新譜からもう1曲、Lost Without a Traceはなかなか聞かせてくれたよ、マティアスのソロもGreat!
ラウリの素晴らしいソロ〜ParadaiseやAgainst The Windといった過去の名曲達への流れは中盤のハイライトだろう。
The Lost Sagaはプログレちっくで長いので多少だれるのだが、次に来るのがアノ曲だからね。
イェンスのソロ〜Black Diamondのイントロが始まると会場は大絶叫だよ。さすがのオレも感動したw
歌詞も全部暗記していったので、精一杯歌ってヘドバンした。そして、やっと額から汗が流れてきたんだよねww
Unbreakableを以て本編は終了。
メンバー達はすぐにステージに戻り、「今夜はあと2曲やるからな!」と小ティモ。う〜ん、ワンマンにしては少なくねーか??
新譜からの3発目はミドルチューンのShine In The Dark、この曲はマァマァ好きだな〜コーラスも綺麗だし♪
てゆーか、もうラスト?だってまだ80分ぐらいしか演ってないよ。
最後は皆さんご存知のHunting High And Lowで大合唱しての大盛り上がりではあったけど......
その7
約90分のフルショー、皆んなどうだったのかなぁ。
メンバー達は満足そうな表情で去っていったけど、はっきり言ってオレは消化不良だな。
別にモッシュできなかったからというわけではなく、もっとアッと言わせるようなライブが見たかった。
単に演奏してC&Rしてるうちに終わっちゃったって感じたよ。
たぶんメタル入門者にウケのいい音楽なのだろうけど、もう一枚殻を破ってステップUPしてほしいと思わずにはいられなかった。
なんか、ライブに対する自分の参戦スタイル(アティテュードとも言える)も含め色々と考えさせられた一夜でした。
あー首イテッ!w
完
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やはり、ここしばらくはベビメタのモッシュッシュに慣らされ過ぎてしまい、物足りなさを感じてしまったのは事実です。クタクタになるまで走り回り大声で叫んでこそのメタルかな、、なんて認識がありましたので
体力が余ってしまったんですね(笑)
とはいえ久々に小箱を体験できたのは収穫でした。黒ミサⅡの会場でしたしね、感慨深いものがありました。
KOHAちんは体を動かしにライブに行ってるもんなぁ。
「全力で楽しむ」ってのが心情でしょ?
おいらもだけど、日々溜まっていく腹に抱えた黒い塊を吐き出しに行くんだよね。
この歳で楽しむ為には、「怪我しない!怪我させない!」ってのが当たり前だけど、
「こんなの怪我の内に入んねーよ!!」ってのは言いたいわなww。
今年はフェスも含めて色々なメタルのライブに参戦するんでしょ?
今後のレポも楽しみにしてます♪
参考になります。
BABYMETALも関係なかった (笑)