Babymetal Five Fox Festival
五大キツネ祭、灼熱の大阪銀!
29 AUG 2017
LIVE AT ZEPP ZEPP OSAKA BAYSIDE
1
ガンズの日本公演初日だった京セラドームから早くも7ヶ月が経った8月29日。今年のベビーメタルの活動は新しくサポートアクトとしての活動が加わり例年にない露出を繰り広げ続けているが、単独公演としては実に東京ドーム以来となる1年ぶり。待望の小箱ZEPP公演、五大キツネ祭を今夏開催している。
僕は朝、みどりの窓口に飛び込んで新大阪行きの新幹線二枚きっぷを買って、のぞみに乗り込む。新幹線は16両編成の16両目、上りだから先頭車両だ。真っ青に晴れ渡った空に吸い込まれるかのように白狐ののぞみは九州を離れ、新大阪めがけてカッ飛ばす。
高々2時間半の旅程はあっけなくすぎ、新大阪に到着する。在来線に乗り換えるとプラットフォームでは電車を待つビジネスマンに囲まれる。それもそのはず今日は火曜日、休みとは無縁の平日だからだ。普通なら僕も働いている平日だけれど今日は特別に休みを取って此処、大阪の地に立つ。
黒TEEに半ズボンと言う出で立ちが妙に浮く。他にメイトはいないのだろうか? 見渡すもそれらしき人はいない。小箱だからだろうか? まるで誰もそんなものは知らないよと言ったような顔つきで各々の目的地へと下りていく。ほぼ満員となった車内もUSJのある駅でほとんどの者が下りる。車内にはただ1人僕が黒TEEを着た乗客だった。そんな寂しい状況の中、終着駅桜島に到着する。
本当にメイトはいるんだろうか? 誰もいないんじゃね?
黒TEEに半ズボンと言う出で立ちが妙に浮く。他にメイトはいないのだろうか? 見渡すもそれらしき人はいない。小箱だからだろうか? まるで誰もそんなものは知らないよと言ったような顔つきで各々の目的地へと下りていく。ほぼ満員となった車内もUSJのある駅でほとんどの者が下りる。車内にはただ1人僕が黒TEEを着た乗客だった。そんな寂しい状況の中、終着駅桜島に到着する。
本当にメイトはいるんだろうか? 誰もいないんじゃね?
そんな疑念は改札を出ると一気に晴れる。其処にはまばらだが黒TEEがいる。着いた! ZEPP OSAKA SEASIDEのある桜島駅に着いたのだ。
2
駅を出た所に備え付けられていた自販機でペットボトルを3本購入する。当面の水分補給はこれで良いだろう。駅前の横断歩道を渡って左にまっすぐに歩く。暫くして出現する瀟洒なホテルのあたりからメイトが其処彼処に溢れはじめる。
駐車場に出て開けた交差点を右に曲がったZEPPへ続く歩道上には物販を待つメイトらが群れをなして並んでいた。夏の厳しい日差しを避けるかように顔を路面に伏して座っている者や、傘を日除けに使っている者などが多いため、容易には顔を伺い知ることは出来ないが、そんな中でも知った顔もチラホラ行き交う。
素晴らしい、北九州や福岡の同胞から北海道のツイッターフォロワーまでがベビーメタルを観るために此処、大阪銀ギツネ祭に集まっている。この日のために立ち上げたツイッターのGDMで知り合った仲間、其処で初めて会う仲間、何度か会って既知の仲間も入り乱れている。名前を知る者、知らない者、もはやそんな些細なことは全く関係なく狂乱の宴に皆飛び入り参加する。興奮して、満面の笑みでお互いのベビーメタルを語り合う、こんな場所他にない、最高だろう。
そんな状況故に4時間半と言う物販列もあっと言う間に過ぎて行った。それにしてもこの日は快晴で太陽が暑かった。35度? 直射日光が顔、首、腕を容赦無く焼く。日焼け止めを全く塗っていなかったから見る見るうちに真っ赤になり、まるで火傷でも負ったかのような痛みが全身を包み込む。
サマソニ参加者から、「おい、サマソニよりキツくないか?」そんな灼熱の太陽が踊り狂う大阪銀! 物販待機列で待つ僕らは満面の笑みで素晴らしい時間を過ごす。同じ志の僕らメイトが集まれば其処がどんな場所であれパラダイスなのだ。
駐車場に出て開けた交差点を右に曲がったZEPPへ続く歩道上には物販を待つメイトらが群れをなして並んでいた。夏の厳しい日差しを避けるかように顔を路面に伏して座っている者や、傘を日除けに使っている者などが多いため、容易には顔を伺い知ることは出来ないが、そんな中でも知った顔もチラホラ行き交う。
素晴らしい、北九州や福岡の同胞から北海道のツイッターフォロワーまでがベビーメタルを観るために此処、大阪銀ギツネ祭に集まっている。この日のために立ち上げたツイッターのGDMで知り合った仲間、其処で初めて会う仲間、何度か会って既知の仲間も入り乱れている。名前を知る者、知らない者、もはやそんな些細なことは全く関係なく狂乱の宴に皆飛び入り参加する。興奮して、満面の笑みでお互いのベビーメタルを語り合う、こんな場所他にない、最高だろう。
そんな状況故に4時間半と言う物販列もあっと言う間に過ぎて行った。それにしてもこの日は快晴で太陽が暑かった。35度? 直射日光が顔、首、腕を容赦無く焼く。日焼け止めを全く塗っていなかったから見る見るうちに真っ赤になり、まるで火傷でも負ったかのような痛みが全身を包み込む。
サマソニ参加者から、「おい、サマソニよりキツくないか?」そんな灼熱の太陽が踊り狂う大阪銀! 物販待機列で待つ僕らは満面の笑みで素晴らしい時間を過ごす。同じ志の僕らメイトが集まれば其処がどんな場所であれパラダイスなのだ。
3
物販が終わり17:30の開場まで時間があったので多くの仲間はUSJのモールに向かう。そのモールは歩いて5分程度の場所にあり、中でもハードロックカフェは店を挙げてのベビーメタル祭だったようで多くのメイト達が来店したとか。BGMもBABYMETAL、ライブ映像もBABYMETALと店内はBABYMETAL一色の様相だったのでTLはおかげでかなり盛り上がっていたようだ。
その状況は横目に、僕らは数人のメイトさん達と一緒にサイゼリヤで酒盛り、遅めのランチを楽しんだ。過酷な物販後の細やかな休憩時間を苦楽を共にした仲間らと語らいながら、クイっと飲むビールは格別だった。
僕らの入場は遅かった為、少し長めに休憩して、また現地に戻り入場者列に並んだ。開場時間になる頃には 延々と伸びた入場者列は凄まじいかった。やはり3,000人近い人々の列は小箱とはいえもの凄いものだ。僕らの横を通過する一般の人達が「一体何ごと?」と言って通り過ぎるのが笑えた。
だんだん薄暗くなって来たところで入場列が進みはじめる。ZEPPの入口前では貴重品等貴金属まとめ用としてのビニール袋が配布され、チケット検査&確認印を捺印、金属探知機検査を受け、最後に本人認証検査をくぐり抜ける。そして漸くドリンク代500円をコインに変えて入場となる。たかがライブを観るだけに大変なプロセスを経る。こうする事で多少は転売抑止力が働くのなら僕らメイトは続けるしかない。
4
入場して早速、コインをソフトドリンクに変える。おなじみのZEPPのボトルホルダーも貰ったのでベルトに装着して箱の中に潜り込む。なんせ遅い入場だったから、会場は既にパンパンだった。
前列のドアは入り切らず外に溢れていたので止む無く真ん中のドアから上手に入る。5月にメガデスを見た位置と同じような位置取りだった。ただ入場者の密度は違った。やはり、ベビーメタルだけのことはあった。半端ねえ。今回はセトリが分かっている分、気持ち的にはさほどドキドキ感はない。東京銀でやったセトリが名古屋銀でも同じだったわけで大阪銀も同じだろう。セトリは10曲、The Oneで締めるからシーユーは無いと言う部分はしっかり予習ができての参戦だった。
入場は3,000人近い人数だった割にスムーズにいったようでほぼ予定通りにショーがスタートする。今までに無いような女性ボーカルのメタルコア系BGMが流れていたが、客電が落ちると共に音も消える。禁止事項のアナウンスと紙芝居が始まり、それが終わると、画面がバックライトで真っ白になり、ベビーメタルの三人の影が幕に大写しになる。それに反応した僕らは物凄い歓声と共にベビーメタルを迎える。
想定通りBABYMETAL DEATHではじまった。ショーがスタートすると会場はうねり、開始前は余裕で見えたステージも、一気に視界から消える。三姫はお立ち台に乗らなければほとんど見えない。一度お立ち台に立つとその近さに感嘆する!
「やはり近い! 近いよ!」
この距離感は小箱ならではだ。ここからとにかく、流れに任せながら、ターゲット捕掴に励む時間がスタートする。このキツネ祭りは一曲終わる毎に照明が落ちる。続いてメギツネが始まる。怒涛のファーストの曲がつづき、興奮がさらに高まる。
前列のドアは入り切らず外に溢れていたので止む無く真ん中のドアから上手に入る。5月にメガデスを見た位置と同じような位置取りだった。ただ入場者の密度は違った。やはり、ベビーメタルだけのことはあった。半端ねえ。今回はセトリが分かっている分、気持ち的にはさほどドキドキ感はない。東京銀でやったセトリが名古屋銀でも同じだったわけで大阪銀も同じだろう。セトリは10曲、The Oneで締めるからシーユーは無いと言う部分はしっかり予習ができての参戦だった。
入場は3,000人近い人数だった割にスムーズにいったようでほぼ予定通りにショーがスタートする。今までに無いような女性ボーカルのメタルコア系BGMが流れていたが、客電が落ちると共に音も消える。禁止事項のアナウンスと紙芝居が始まり、それが終わると、画面がバックライトで真っ白になり、ベビーメタルの三人の影が幕に大写しになる。それに反応した僕らは物凄い歓声と共にベビーメタルを迎える。
想定通りBABYMETAL DEATHではじまった。ショーがスタートすると会場はうねり、開始前は余裕で見えたステージも、一気に視界から消える。三姫はお立ち台に乗らなければほとんど見えない。一度お立ち台に立つとその近さに感嘆する!
「やはり近い! 近いよ!」
この距離感は小箱ならではだ。ここからとにかく、流れに任せながら、ターゲット捕掴に励む時間がスタートする。このキツネ祭りは一曲終わる毎に照明が落ちる。続いてメギツネが始まる。怒涛のファーストの曲がつづき、興奮がさらに高まる。
5
一瞬の暗転から現れたのは神バンド。目の前にはBOH神。神ソロがのスタートだ。小神様、大神様と演奏のバトンが繋がる。そしてBOH神のエキゾチックな超絶プレイが目の前で展開され圧倒された。青山神のツーバス神ソロが生音は堪らない!圧倒的なテクニックを目の前で目撃する。
そして「はい!はい!はい!はい!」と言って三姫が登場。CMIYCではなく、あわだまフィーバーがつづく。セカンドでは割と早くに発表された「あわだま」と「ヤバッ!」が続く。この三人のパワーには敵わない。今地球上のいかなるものも、彼女たちには敵わないだろう!そう思わせるに余りある素晴らしい流れが目の前で展開する。そう言えば、今回上手にいたにも関わらずMOA-METALを観る機会が少なかった。その代わりにYUI-METALが良く見えた。以前は痩せてどうなるのかと心配された時期もあったYUI-METALだが、本来のぷにぷにさが戻っている。ダンスは相変わらずキレが良いし、あわやYMYに落ちそうな程のカワユイさで攻め立てられる。
ぼーっとなってくる波に揉まれていると、再び暗転して耳なじみの良い前奏が流れる。ド・キ・ド・キ☆モーニングがスタートした。明らかにここからカオスに突入する。ベビーメタルなベビーメタルたる所以はこの曲にあると思っている。この曲こそがベビーメタルであり、他では再現できないだろう曲だから。
再び暗転からの戦国WOD、Road of Resistanceがはじまる。自分の位置をキープするのが難しいそんな状況に巻き込まれる。そこからの記憶はほとんどない!ギミチョコ‼︎大興奮の坩堝!。KARATE、MC無しだけど熱唱!ヘドバンギャー!、なんて言ったって、シンガロングが絶頂だろう。流石に殺人的な楽曲に骨抜きにされて大海を漂うクラゲの様にゆらゆらとなる。
6
いよいよ最後の暗転が来る。突然、会場から「青山さん、誕生日おめでとう!」の声が上がり、会場全体から祝福の温かいおめでとうコールが湧き上がった。暗闇の中、思わず腕を上げて答えるの青山神。一瞬の出来事ながら、ライブの醍醐味を感じた感動の一コマだった。
そして本当に最後の曲、The Oneの前奏が流れる。小箱でこの曲を聴けたのは銀ギツネ祭りに参加した僕らだけだ。銀色の衣装に身を包み、僅かに見えるは天使の笑顔に包まれた顔ばかり。MOA-METALだ!。視界にはそう、MOA-METALしか見えない。この天使の微笑みが最後の最後で、目の前に登場した。もう何も言うことはない、この屈託無い笑顔は最高だ。左にはまるでマシュマロのようなほっぺのYUI-METALが女神笑みを浮かべて手を差し伸べる。そしてSU-METALはと言えば、神々しい。もはや何をも恐れるものはない、誰もが賞賛してやまない歌姫となった。
このThe Oneだけが、ベビーメタルの楽曲のなかで唯一英語歌詞を持つ歌だが、なんなんだろう全く違和感がないのだ。ここ日本でMCが英語だとか違和感半端ないベビーメタルだけれど、その歌は1ミリたりとも違和感がない。僕らが求めるベビーメタルはいつでも計り知れない存在であり、あらゆる枠組みを超えた存在だからか?。そう、想定なんてできなくて良い。英語だろうが、日本語だろうが構っちゃいない。普通なんてベビーメタルにはない。そんな彼らを象徴する歌、それがThe One。
確かにThe Oneで終わると最後のシーユーがない。フェードアウトしてしまうからだが・・。でも、この曲こそが僕らのことを歌ったものであり、ベビーメタルと僕らの橋渡しとしての歌でもある。実にこの歌そのものが「シーユー!」なんじゃないのか。 そんなことを考えさせるほど、素晴らしいエンディングだったし、銀ギツネ祭に参加出来て本当に良かった! セトリ最高! 銀ギツネ最高! ベビーメタル最高! また巨大キツネ祭に会いに行くよ!
7
ライブが終わり、ZEPP OSAKA BAYSIDEをあとにする。ホテルにチェックインして、シャワーをあびる。あちゃー、まるで火傷のようにやけてヒリヒリ。首、腕の真っ赤に焼けたあとを呆れた目つきで眺める。灼熱の大阪だったな。
今宵はメイトのみんなでオフ会なのだ。22時の待合せ時間が迫る。そそくさとホテルを出て地元の大阪の人たちから教えてもらったベビーメタルの聖地であるとあるレストランで貸切パーティーに参加する。僕ら九州チームは10人で乗り込む。大阪、名古屋編成チームは50人を超えた。メイトだけだと一体何人いるのだろうか。
相当多くのメイトたちが奥の座敷を占拠し、テーブル席には僕らの他に北海道チームとか地方勢が占める。ツイッター、Facebook等のSNSで知り合ったみんなが今ここに一堂に会すオフ会。これもベビーメタルがとり持つ縁だ。もしベビーメタルに巡り合っていなかったら、僕は今ここにいない。
なんでこんな遠征をするのか?
それはもうベビーメタルがいるからに他ならないし、それを支える同士がいるからなのだ。他のメタルバンドが好きでもこんな仲間達は出来なかった。一体ベビーメタルってなんなんだろうか。ここ大阪には全国から集まりし仲間たちが、同じ杯で酒を汲み、飲みあかす。ライブも楽しいが、その前後のメイト間交流も最高なのだ。
相当多くのメイトたちが奥の座敷を占拠し、テーブル席には僕らの他に北海道チームとか地方勢が占める。ツイッター、Facebook等のSNSで知り合ったみんなが今ここに一堂に会すオフ会。これもベビーメタルがとり持つ縁だ。もしベビーメタルに巡り合っていなかったら、僕は今ここにいない。
なんでこんな遠征をするのか?
それはもうベビーメタルがいるからに他ならないし、それを支える同士がいるからなのだ。他のメタルバンドが好きでもこんな仲間達は出来なかった。一体ベビーメタルってなんなんだろうか。ここ大阪には全国から集まりし仲間たちが、同じ杯で酒を汲み、飲みあかす。ライブも楽しいが、その前後のメイト間交流も最高なのだ。
SEE YOU AT SSA ON THIS SEPTEMBER!
終わり
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