td-bm33

東京ドーム RED NIGHT観戦記 by QUIQUE-METAL

 東京ドーム RED NIGHT観戦記(1)

 東京駅から3駅。水道橋駅は意外と近かった。Google Mapでは図ると3.6km、徒歩44分。丁度、京都駅から八坂神社位の距離。12時半に降り立った頃には、そこかしこにベビメタTを来た人達がいます。その光景を見るだけで、気分が高揚してきました。
 よもや自分の人生でメタル調のTシャツを身に纏い、新幹線で日帰り東京ドームコンサートに馳せ参じるとは。40云歳にして初ドームにまで駆り立てる魔力がベビメタにはあります。

 巨大なドーム前に立ち、ふと思いました。
 ゴマ粒のようにしか見えない席でも、最悪の音響でも構わない。来たからには、思いっき
り楽しもう。当分見納めになるかもしれないし。理由は単純。もう遠征が負担でしかない。
グッズ購入で興行に貢献できないもどかしさ。何か割り切れない物を胸に秘めつつの遠征でもあります。

 チケットには22番ゲートの文字。すでに会場周辺はベビメタTを着たメイトが集結。ゲートの位置を確認した後、東京ドームの大きさを体感するべく、ぐるりと一周。
随所にある入口。いくつあるんだ?でかいなぁー。25番ゲート付近でリハの音漏れ。ドームでも漏れるのか、どんな音量やw
 5万人。それだけのファンが一堂に会する場にいるだけでも、言い知れぬ高揚感。当日になっても、座席はおろかセットも、セトリも分からず、一種の博打。ベビメタ以外のライブ参戦も少しづつ増えてきているのでつい比較してしまうが、随分と趣向が違います。
 すでに公演は1時間半との情報を拾ってしまったので、後は、何分押しで始まるか。帰りの新幹線に予定通り乗れるかを気にしつつ、開演を待ちます。
 まず入場自体が20分押しで開始。手荷物検査、ダブルチェックのチケット交換後、入り口で渡される透明なコルセット。座席は1階3塁側28通路。

 東京ドーム RED NIGHT観戦記(2)

 黒い幕を潜り、まず目に飛び込んだのは、事前に噂のあったセンターステージ。中央にそびえ立つ構造物は何だ?コンデンサー型のUFOでも降り立ったかのよう。巨大なセットが鎮座しています。武道館赤い夜をさらにスケールアップしたセット。横アリ以上に遠目で観ることを想像していたので、距離感はむしろ近い方。3方向に出島があり、アリーナ全体が一望できる位置。直感的に結構いいんじゃないか?そんな興奮が伝わったのか、すでに座っていた人と目が合いセットや位置について歓談。話が進むにつれ、相手はガチのメタラーと判明。お互いの参戦歴やきっかけなどで盛り上がります。開演前、去年の幕張で会った楽園メイトと無事再会。広いドーム。作りが良くわからず悪銭苦闘。あまりの人の多さに、身動きがとりづらかったのは誤算でした。

 内野席をうろうろ散策し、会場の大きさに圧倒されて席に戻ると、開演時間10分前なのに、一つ後ろの列は丸々無人。あ~、一番見たくなかった光景です。所謂転売屋買い占め分の売れ残りか?しかし18時を過ぎて、ようやく2~3人着席。それでもまだ空席が目立ちます。自分の席は、列の真ん中。隣の席も空いています。
 右側に若い人。声をかけたら学生さん。今回で3回目とか。またしばし歓談するなかで、その学生からは「ふだんどんなアイドル聴くのですか」と聞かれました。時計を見ると18時10分。ここで、同年代の男性が遅れて席に着きました。ふと周囲を見渡すと、空席は無く、全部埋まっています。入場がだいぶ押していたとのこと。その男性は3年近くファンだが、子どもの誕生がきっかけでライブ参戦が出来ず、3年目にして初参戦とか。
 同じ列でも年代、趣向ばらばら。ファン層のふり幅の大きさも世界トップクラス。

 東京ドーム RED NIGHT観戦記(3)

 20分押し後、ようやく館内放送。客電が落ち、KOBA-METALのナレーション開始にいよいよRED NIGHT、ドーム公演初日の開始です。

 新たなステージに向かう、エルドラド云々のナレーションから、まず聞こえるはRORのイントロ。スクリーンにアップが映るが、しかし3人の姿が肉眼で見えない。どこだ?観衆のざわめきと共に、しばらくして、上か?と気づく。高っ!! 
 いきなり冒頭からRORで始まり、Wow wow wowのsingerlong。音の反響が凄く良い。音の籠り具合がちょうどよく、ドーム全体で一体感を強く感じました。歓声がずれることも無く想像以上の音の良さに感激。結局この日は、持参した耳栓は使わず。
 いつもなら、神バンドの演奏が割れて聞こえたり反響したりするのがほとんどなく、抑制している様。その一方、SU-METALの声には適度なエフェクトがかかり、ボーカル重視な音作りに感じました。もっともこれは席によって違うで、あくまで自分のいた場所での印象。冒頭、2日間で全ての曲をすると言っていたので、何を演奏するのかのドキドキ感はたまりません。できるだけ自分の好きな曲をやって欲しいなぁという欲がつい出ます。

 RORからの、ヤバッ!→いいね!キレキレの振り、派手な光の演出。光の見事な演出は、横アリを思い出しました。2階席から観ると緑のカーテンが見えたとか。上からは上からで違う楽しみがあるものです。時折2階席、3階席に目をやると、やはりぎっしり入っています。その光景だけでも圧巻。アリーナから3階席まで一体となってクラップしたり、シンガロングしたり、なかなか爽快な光景が終始目に入ります。自分のいた席の周囲は熱心なファンが多く、声援も頻繁にあり大盛り上がり。一体感があり楽しめました。

 東京ドーム RED NIGHT観戦記(4)

 さて次に、聴き慣れないイントロ。ざわつく周囲。これはもしやあの曲か? 
大舞台初披露のシンコーペーション キタ――(゚∀゚)――!!
実はこの曲は日本版のみで、正直それほど好みではなかったのですが、ドームで聴いたら大化け。SU-Metal格好いい。聴かせる歌だなぁ。

 次はAmore。この辺りで、音の良さを再認識。SU-METALの歌声に感動です。
映像で天使の羽を重ねる演出。いや本当、天使が舞い降りたかのよう。
バラードで聴かせたかと思えば、次は三々七拍子。YUI-MOAの登場。GJ!でテンション加速。三々七拍子を煽るYUI-METALに完落ち。

 悪夢の輪舞曲は、幕張以来。しかし、あの時は音響が酷く、雰囲気を楽しんだ記憶の方が強かったので、ライブちゃんと聴けたの初めてです。合いの手の入れにくい曲なので、これはしっとり鑑賞。SU-METALの伸びやかな声にまたまたウットリ。

 壮大な紙芝居で新たなBlack Babymetalって何だろう?GJ!やったから、Sis Anger?と予想したら、エピソード4に絡めて4の歌。これには若干場内から笑の声が。
あの武道館ライブ映像でお馴染み、4の歌の大合唱。ライブ向けの曲だなとしみじみ。

 そして神バンドのソロ。大好きなCatch me if you can。ギミチョコ !!  KARATE。
怒涛の如く展開される曲の数々に自分も含め場内ボルテージは最高潮。時計をちらりとみると、いい時間帯。そろそろ終演に向かっていると感じる。

東京ドーム RED NIGHT観戦記(5)

 再び紙芝居の後、これまた聴き慣れないイントロ。まさか、まさかのTales of The Destinies!! おー、実演できるのかとの声も多かったTalesの初披露に立ちえただけで満腹。
初披露というのもありますが、プログレ全開なので、合いの手をどう入れたらいいのかさっぱり。皆思い思いにノッている様子。唯一相手を入れやすいなと感じたのは、
「ないないない」の後のフレーズくらいか。振り付けは意外にも小ぶりで可愛いのが多かったです。ライブ後半で少しセーブしている様にも見えました。JAZZ PIANOの間奏の振りが可愛かったのを何となく覚えています。
 いやーそれにしても、Talesの生演奏にはただただぶっ飛びです。そしてCDそのままにTHE ONEで終演に。Tales→THE ONE、この2曲だけで、20分超え。組曲の如く壮大な演奏と、これセット点灯という光の演出も含めたスペクタクルが繰り広げられるなか、あっという間の90分。予定通り短い公演でしたが、濃密な内容に後半やや放心状態。観に来られて良かった、観られて良かった。その一言に集約されるライブでした。

 〆の花火に度肝を抜かれ、See youやWe are Babymetalの大合唱が無かったことに気づいたのはずっと後になってから。

 個人的には過去参戦の大箱では上位。音響、映像ともに満足できたのは初めてです。さすがにステージ上の彼女たちの勇姿は肉眼では遠すぎましたし、神バンドもほぼそれぞれの出島に固定だったので、良く見えたのは藤岡神のみ。青山神に至っては構造物に隠れて全く見えず。あと、大舞台の円盤が良くまわること。終止回転しているので目で追いにくく、スクリーンを観ている方が多かったです。時折映る3者3様のアップ。良い表情です。
 いずれ発売されるであろう、BDに早くも期待です。

 東京ドーム RED NIGHT観戦記(6)

 観終わった後の高揚感を保ちつつ、一路東京駅へダッシュ。当初帰路は着替える予定でしたが、高揚感そのままに、ベビメタTのまま乗車。待合室で新大阪方面に向かうメイトと遭遇し、しばし歓談。予想はしていたが、短かったですねとお互い苦笑い。とは言え満足げな表情。束の間の夢の世界からの帰還。今回のライブは十分満足しました。正直悔いは無し。次にどんな展開があるのか分からないけれど、少なくとも半年以上は参戦できる国内ライブは無さそうだし、行けるとしてもフェス位だろう。
 あーでも、もし来年METROCKでトリか1時間位するなら、遠征してでも観る価値あるだろうなぁ、などと思いを馳せるのでした。

 ともあれ、音楽は全身で楽しむものなんだと教えてくれた“Babymetal” に出会えたのが何よりの喜びです。あの感動をまたいつか。。。