metalgakuin01

MEF-METALの温故知新

『MEF-METALの温故知新』
 
 あまり有名でなかったであろうアーチストにスポットライトを当てて、知っている人には昔を懐かしんでもらい、知らない人には認知して頂けたら幸いと思い、不定期ですが、連載したいと考えています。

 その1 「PARIS」
 
 元フリートウッド・マックのボブ・ウエルチが1975年に結成したハード・ロック/ポップ・ロックバンドです。私が初めて聴いた時ですが、当時としては凄く斬新でしたね。変っているけど、メロディーはすんなりと入るし、耳に残る感じで好きになりました。その後、このバンドは1977年に相次ぐメンバーの脱退でフェードアウトします。世界的には知名度は低いですが、日本では多少なりとも人気はあったと思います。これは、渋谷陽一氏がラジオで絶賛したからだと思われます。

パリスPARIS "BIG TOWNE,2061" Side A (1976)
https://www.youtube.com/watch?v=huMSnyM3WAM

パリスPARIS "BIG TOWNE,2061" Side B (1976)
https://www.youtube.com/watch?v=tOV9NyqvLYg

パリスの3thアルバムを制作中のボブ・ウエルチでしたが、1977年にソロとしてアルバム「フレンチ・キッス」を出しています。

Bob Welch - Ebony Eyes
https://www.youtube.com/watch?v=FnJOsfalSYs

BOB WELCH - Sentimental Lady
https://www.youtube.com/watch?v=eM_9nfDMzE8

「Ebony Eyes」はスマッシュヒットしました。その後はソロ活動を続け、2012年に自殺しています。音源がLPしかないので、時々YouTubeで聴いています。


 その2 「Rory Gallagher」
 
 ロリー・ギャラガーは2011年、「ローリング・ストーンの選ぶ歴史上最も偉大な100人のギタリスト」において第57位に選ばれている、イギリスのブルースロックギタリストです。有名な人です。ギター好きが多いMETAL学院ですが、何時ロリーの名前が出て来るかと思っていたのですが、未だに出ないので、趣旨とは少し違いますがここで紹介しましょう。

 1966年、3ピースバンド「Taste」を結成、主にカヴァー曲で活動します。その前も3ピースだったから「クリーム」より先に3ピースだったことになります。実際にクリームの解散ライブで前座を務めています。彼らの再来と絶賛され、ライブでも人気がありましたが、1970年に解散。その後、ソロ活動になります。
 ローリング・ストーンズに参加する噂もありました。また、リッチー・ブラックモアが脱退したディープ・パープルの後釜のギタリストの候補になっていました。もし、ストーンズに参加していたら、パープルのメンバーだったらと思ったら、不運だったとしか言えないです。ロリーはギターも上手いし、ルックスも良い、歌も渋い。残念なことに1995年、47歳で他界しています。病死です。グレン・ティプトンは彼から影響されていると言っています。他にも沢山いると思いますね。

 ロリーとの出会いは1975年頃、アルバム「Tattoo」を手に入れた時からです。

Rory Gallagher - Tattoo'd Lady live 1975
https://www.youtube.com/watch?v=uezV4zn8tvI

Taste - What's Going On (Live At The Isle Of Wight)
https://www.youtube.com/watch?v=mOo_Zi1W2iE

 ストラトキャスターがボロボロですが、盗難にあって、10日ぐらい野ざらしだったから、塗装が剥がれているそうです。実際にこの頃は機材にお金を掛ける余裕はなかったみたいで、その後、ロリーは130本のギターを持っていたそうです。


 その3 「MAHOGANY RUSH」

 カナダのプログレッシブロック・ギタリスト、「フランク・マリノ」が1970年に3ピースバンドで結成したのが「マホガニー・ラッシュ」です。後に、カナダの「ジミ・ヘンドリックス」と称さるフランクは、そのスタイルがジミヘンに似ていました。

 1972年には、アルバム「Maxoom」をリリース。「このアルバムは故ジミ・ヘンドリックスに捧ぐ」とあり、デビュー作です。プログレ、ブルース色が強いです。
Mahogany Rush – Blues
https://www.youtube.com/watch?v=hhiZs4oWppA

 1975年、3thアルバム「Strange Universe」が、このバンドのベストアルバムだったかもしれないです。アルバムタイトルと同名のこの曲は、BABYMETALの新曲「ONE」に似ています。特にギターのリフは酷似しています。まさかこのバンドをオマージュしているとは思えないですが、どうでしょうね。
MahoganyRush - Strange Universe
https://www.youtube.com/watch?v=gbuNknh5lhI

 1978年、6thアルバム「Frank Marino & Mahogany Rush Live」は、評判は良かったです。このアルバムが彼らの頂点だと思われます。その後、人気は下降します。
video frank marino the answer
https://www.youtube.com/watch?v=4S4yDAqVaNs

 1980年、8thアルバム「What's Next」では、フランクの弟ヴィンスがリズム・ギターで加入して4ピースなりますが、この頃には音もファンク色が強く、古くからのファンも離れて行くことになります。
Frank Marino Mahogany Rush Rock'N'Roll Hall Of Fame Mona
https://www.youtube.com/watch?v=H4igkY7h0JA

 その後、数枚のアルバムを出しましたが、フランクも休養に入り、フェード・アウトします。再結成して活動していました(この頃は、あまり聴いてないので知らない)が、現在も活動しているのかは分かりません。


 その4 「STARZ」

 KISSのプロダクションとエアロスミスのプロデューサーが手がける新人と聞くだけで、当時としては期待しない訳がなかった。1976年、鳴り物入りでデビューしたアルバム、その名も「STARZ」は、私も早速手に入れた。レコードに針を落とした時、「なんだ、これはKISSみたいだぞ」と思いましたね。
STARZ - Detroit Girls
https://www.youtube.com/watch?v=sn3ADSvZRa0

 ヴォーカルの「マイケル・リー・スミス」はフレディー・マーキュリーとスティーブン・タイラーを足して二で割ったような風貌で、いいフロントマンだと思ったね。彼の弟「レックス・スミス」も「REX」を結成している。正直、彼よりいい男だ。1977年の2thアルバム「Violation(灼熱の砂漠)」では「Cherry Baby」が大ヒットする。
Starz-Cherry Baby
https://www.youtube.com/watch?v=lIAS9mygJi8

 このまま行けば、順風満帆だったかも知れない。しかし、彼らは天狗になった。3thアルバムは自らでのプロデュースを強く希望して、結果として不評に終わる。理由はポップになったからだと思うな。
Starz - X-Ray Spex
https://www.youtube.com/watch?v=EU1RRhwruL8

 その後、路線を初期に戻すも、すでに時代は80年代、ハードロック自体が衰退して行く中で、彼らも例外ではなかった。
 面白いことに、イギリスでは根強い支持があったみたいで、90年代に再リリースされている。アメリカでも2000年になってCD化されている。また、再結成の噂もある。さて、私としては、すでに終わっているバンドなので、想い出だけで十分だ。


 その5 「ANGEL」

「エンジェル」は、ジーン・シモンズが酒場で見つけて、KISSの弟分としてデビューしました。当時は、クィーン、KISS、エアロスミスの御三家が圧倒的に人気があり、特にクィーンはビジュアルの面からも女性から指示されました。クィーンの二番煎じ的な感じがエンジェルであり、確かに女性からも人気がありました。この人気は日本だけであり、その辺もクィーンに似ていますね。

 デビューアルバム「ANGEL(天使の美学)」は、プログレ寄りのハードロックであり、キーボードのグレッグ・ジェフリアをはじめ演奏力は高かったです。当時、手に入れて聴いた時の感想は、少し暗いと思いましたね。
Angel-Angel (Full Album) 1975
https://www.youtube.com/watch?v=RtwEHSujyKg

 期待を込めて手に入れた2thアルバム「Helluva Band(華麗なる貴公子)」ですが1thアルバムとそれほど変わらない感じでしたね。まぁ、悪くはないけど・・・って感じかな。
Angel - Helluva Band - 1976 - Full Album
https://www.youtube.com/watch?v=B7VMaJwPuvk

 1977年の3thアルバム「On Earth As It Is In Heaven(舞踏への誘い)」は、プロデュースもKISSやツェッペリンを手がけてきたエディ・クレイマーになり、よりポップになりました。この辺からアメリカ、特にイースト・コーストで人気が上がり、「Can You Feel It」もスマッシュヒットします。日本にも来日してライヴをしましたが、客が入りませんでしたね。トラブルもあったみたいですが、以降のライヴはキャンセルになり、これをきっかけみたいに人気も下降します。
Angel - On Earth as It Is in Heaven (full album)
https://www.youtube.com/watch?v=VzluZzBEg9Q

 日本での人気も2~3年でしたが、アメリカでは1981年に、所属レコード会社とのトラブルが起きて解散するまでは人気はあったようです。何分日本には既に情報はありませんでしたから、知りませんでした。今は再結成して活動しているそうです。まぁ、このバンドも不運でしたね


 その6 「MR.BIG」

 今回紹介する「MR.BIG」は、皆さんご存じのアメリカの「Mr.Big」ではありません。1972年イギリスで結成された元祖「MR.BIG」です。基本的にはハード・ポップな音楽性です。ドラムがツインなのも珍しいし、彼らは唯一無二なバンドです。それは、アレンジがチャイニーズ・テイストなとこです。当時、チャイナ風と言えば、「カール・ダグラス」の「カンフー・ファイティング」が流行りましたが、音楽性はチョット違いますね。1975年、1thアルバム「Sweet Silence(甘美のハード・ロッカー)」は、日本でもヒットしました。ポスト・クィーンと絶賛もされましたね。
Mr. Big – Zambia
https://www.youtube.com/watch?v=cmrwg4GaPf8

1977年、2thアルバム「Photographic Smile」も、路線的には1thと同じです。
Mr. Big - Photographic Smile
https://www.youtube.com/watch?v=NDzLb1Brk9Y

しかし、彼らもチャイナ風だけではありません。
Mr Big (UK) – Vampire
https://www.youtube.com/watch?v=GAVj05cS6vU

Mr Big ~ Romeo
https://www.youtube.com/watch?v=UL73xn52At4

Mr. Big - Can We Live (Angel Of My Life) (1977)
https://www.youtube.com/watch?v=6dR_qdblAls

 残念なことに、レコード会社とのトラブルで1978年に解散します。その後、再結成しますが、1989年に同名のバンドが台頭したことも原因だったのかも知れませんが、90年代で解散しています。このバンドは当時、渋谷陽一氏のFMで度々紹介されていました。クィーンみたいに成る可能性は有ったと思いますよ。


 その7 「MONTROSE」

「モントローズ」は、1973年にアメリカのギタリスト、ロニー・モントローズが中心で結成された4ピース、ハードロックバンドです。結成時には、後にヴァン・ヘイレンに加入するヴォーカルのサミー・ヘイガー、ハートに加入するドラムのデニー・カーマッシがいます。1973年、1thアルバム「Montrose(ハード★ショック!)」はアメリカン・ハードロックを代表する出来映えで、このアルバムの一曲目「Rock The Nation」のインパクトは凄いと思いますね。
Montrose - Montrose [Full Album] (Remastered)
https://www.youtube.com/watch?v=A88-h_SzpNg

1974年には、ベース/キーボードのアラン・フィッツジェラルド(後にナイト・レンジャー)が加入、2thアルバム「Paper Money(ペーパー・マネー)」をリリース。良く言えば音楽の幅が広くなった。悪く言えば、カラッとしたアメリカンの雰囲気が減った。アルバム自体の評判は良かったです。その後、サミー・ヘイガーは脱退する。
Montrose - Paper Money [Full Album] (Remastered)
https://www.youtube.com/watch?v=uM7EB6_hi9Q

1975年、3thアルバム「Warner Bros. Presents(ワーナー・ブラザーズ・プレゼンツ)」では、ブリテッシュ色が強くなる。
Montrose Hot, Sweet and Sticky
https://www.youtube.com/watch?v=CESvKp6AVfM

1976年、4アルバム「Jump On It(反逆のジャンプ)」は、初期とはずいぶん変わった感じで、曲よりはアルバムジャケットの方が話題になる。メンバーもロニーの音楽性の変化スピードに付いて行けなかったのかも知れない。このアルバムが最後で解散する。
Jump on It (Montrose album).avi
https://www.youtube.com/watch?v=5xtbpekrV_g

その後、ロニーは1979年に「GAMMA(ガンマ)」を結成して3枚のアルバムを出すものの、成功には至らなかった。1986年にモントローズは再結成されるが、今更初期のサウンドでは時代には乗れず、1枚のアルバムで終わってしまいます。





MEF-METALの洋楽遍歴

「MEF-METALの洋楽遍歴Ⅰ」

 私とROCKとの関わりを簡単に紹介します。皆様みたいな文才はありませんから、簡単なダイジェストになりますが、知っていただけたらと思います。

 10歳の時、ビージーズの「マサチューセッツ」のドーナツ盤を当時370円で購入したのが洋楽との出会いでした。その後、サイモン&ガーファンクル、カーペンターズ、ミッシェル・ポルナレフなんかを聴いていました。
 中学に進学して深夜放送を聴き始めましたね。当時はイルカや山本コータローが好きでした。その頃からROCKを聴くようになり、スウィート、T-REX、ザ・フー、ロキシー・ミュージック、ユーライア・ヒープ、ウィッシュボーン・アシュ、バックマン・ターナー・オーバー・ドライブ、ブルー・オイスター・カルト、フリー、ブラック・サバス、レッド・ツェッペリン等を聴き、ディープ・パープルに嵌りましたね。

「MEF-METALの洋楽遍歴Ⅱ」

 渋谷陽一のFMでスコーピオンズを知り、1thアルバム「Lonesome Crou」を手に入れました。
 ジャケットに「feat.MICHAEL SCHENKER of UFO」って書いてあり、マイケル・シェンカーが気になって、UFOの「No Heavy Petting」を買いましたね。
 また、ミュージックライフの新譜紹介でジューダス・プリーストの2thアルバム「Sad Wings Destiny」をジャケ買いしました。これは、当たりで運命的な出会いになり完全に嵌りました。その後、アルバムが出るのが楽しみでしたね。70年代中期から80年代初期は相当HRやAORを聴きまくりました。
 その頃から仕事が忙しくなり、聴く機会が減っていきました。そのせいか、ヘアメタルなんかは印象が薄いですね。そんな時期が数年あり、ストラトヴァリウスに会い、暫くはその辺を漁っていました。それから、気力も減ってスラッシュ、グランジの頃はあまり聴いてないから、知らないことが多いです。

 少し余裕が出来たのか分かりませんが、4~5年前からメタルを聴くことを再開した感じです。ブランクのあいだに随分変わっていることに気づき、特に、ドイツ、北欧には驚かされました。主流がその辺だと思い、パワー、シンフォニック系を聴くことが多くなりました。

 去年、BABYMETALを知ってから、新しいメタルを聴くようになりました。今は探すのが楽しいです。