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BABYMETAL JAPAN TOUR 2015 2 OCT 2015 Zepp Fukuoka byTM

Zepp Fukuoka (1)

 前日は猛烈な湿度とともに大雨が降り夏のジメジメ感が戻ってきたかのような天候だったが、当日の天気はそんな悪天候が嘘のように感じてしまうほどの日本晴れで、塵ひとつない澄み渡った青空となった。そして灼熱の太陽が燦々と照り、秋も深まる10月だというのに、物販の列に並ぶ僕らの肌を容赦なく焼く。日陰に入ると冷えるのだが。何れにしても札幌のような悪天候ではなく青空が広がっているんだ。まるで僕らのライブを歓迎しているかのようじゃないか。

 朝、10時に会場に着くとおよそ20m程のまばらに並んだ15人くらいの列があった。「え?これだけ?」と思ったのも束の間、それからどんどん列は増える。一瞬過ぎった不安は杞憂だった。物販入場が始まる15:00までに目測500人くらいの人が並ぶ。

 今回会場となるZepp Fukuokaはヤフオクドームの南東側に建つホークスタウンに隣接しているライブハウスで、キャパはスタンディングでおよそ 2,000人が入るコンパクトな箱である。物販に並ぶ列は見る見るうちに増えていく。ヤフオクドームへ上るための大階段が次第に埋まっていく。
 蛇行しながらの列がその大きな階段をあっという間に埋め尽くす。「The Oneだから並ばなくてもいいんじゃないか?」なんて思いで並ばなかったが、次第に増えていく列を見ているとそうも言っていられない。13:00位から僕も列に加わった。

 15:00から入場が始まる。大階段で蛇行していた列を運営のクルーが誘導してZepp側に順に降ろす。思いの外スムーズに列は進む。
 Zepp公演はまず送られてきたチケット引換券を整理番号付きのリストバンドに交換することからはじまる。引換券のQRコードで表示された顔写真と比べられ、同伴者は身分証を確認される。


Zepp Fukuoka(2)

 確認が終わるとあっという間に発券されて、手首にぐるりとチケットが巻かれる。取り外し無効。そしてそのまま横の物販スペースに移動する。Tシャツとパーカーの試着ができる場所を通り、物販でTシャツを購入する。S〜XXLサイズまで取り揃えられていた。もちろん迷うこともなくXXLを選択して購入、物販協奏曲の流れる群衆の中からそそくさと離脱する。

 想定したより早い15:30には解放されて購入したものを含めた物をロッカーに押し込む。

 18:30の開場まで3時間あり、遅めの昼食を取ったり、TWITTERで知り合った人や前回のドラゴンフォース広島公演の時に同行したメイトたちと、又楽園の仲間から紹介された人たちとの交流など、濃密な時間を過ごし、日の暮れかかった18:00に、開場待ちの大群衆2,000人の中に混じる。

 運営のクルーが整理番号順に並ばせる。僕の番号は898号で大体真ん中くらいの場所だ。決して素晴らしい番号ではないが、そもそZeppという箱自体が小さいわけで期待は捨てなかった。日も暮れて、照明がZepp Fukuokaの文字を照らしはじめる。その下を僕らは進み、入場する。入口で手に握った500円玉をドリンク交換用コインと交換する。
 
 荷物は全てロッカーに入れた。今回はとても身軽な状態でライブに臨む。ドリンクはライブ後にの飲めばいい。とにかく今はポジションを確保することが先決だ。モッシュピットに入るっと舞台下手側端の3柵目の後方付近に並ぶ。この位置じゃ、どうにもならないな〜、女性が多くてむやみやたら押すこともできないし、これは端で黙って見ているしかないのか?
 なんて思っていたが、その時、アナウンスが流れる。「まだ会場に入りきれていない人がいます今一歩前に詰めてください。」というアナウンスが入り、困惑してざわざわしながみな前に詰める。


Zepp Fukuoka(3)

 そこですかさず中央付近まで移動することができた。3柵目後方ではあるがど真ん中だからSU-METALの真ん前だ。よし、ここから前を狙おう。

 BGMはニルバーナやアリス・イン・チェインズなどアメリカのグランジの曲がかかる。今回はどちらかといえばHMではなくHR寄りの曲ががかかる。そして唯一かかったBIG4の曲はメタリカ「マスター・オブ・パーペッツ」だった。不思議なインスト曲に変わり、BOHさん?と思しきBASS音が混ざる。それを聞いた瞬間にオー!っと言う歓声が上る。

 するとそこにKOBA-METALの姿が白い幕の上に映し出される。はじめにKOBA-METALの号令でウェルカム・ヘドバンを行う。ヘドバンギャーのサビの部分だけを抽出して編集されたもの。この簡略化されたウェルカム・ヘドバンで体力的に厳しい人や調子の悪くなった人へのハッピー・モッシュ・シートや、女性限定シートに関する周知を語る。
 その映像が終わると2015年ワールドツアーで使われていた白い幕が音に合わせて激しく光り、影絵のように映し出された3姫の影が大きく映し出される。
 一気に会場は歓声の渦に巻き込まれる。「いいね!!」がはじまる。「ふくおか!ふくおか!プッチャキツネアーップ」こうしてBABYMETALの九州初公演が封を切った。

 印象深いのは神バンドの新しいインスト曲とアカツキ。アカツキはやるとは思っていなかっただけにより一層感激した。そして僕のハイライトはRORだった。ここでの平泳ぎは僕の観戦位置も3柵目の1.5列まで進んだことでさえぎるものがなくなった。

 ギミチョコでのシンガロングではSU-METALがイヤモニを外す。僕らの合いの手を聞くためにね。外した方のイヤモニは左耳のベージュ色とは違うクリアピンクだった。最後のIDZも柵に囲われた中でのWODとなり、オーディエンスは苦労しながらもモッシュを実行した。


Zepp Fukuoka (4)

 RORでの1回目のWODはあまりにも不発だった。なぜなら柵がじゃまして身動きがとれない。しかしIDZの2回目のWODは3柵目の中で小さいながらも何とか形になる。
 九州の小さなライブハウスに、ベビーメタルがやってきた。3柵目ではあったが想像以上に近くでこの3人を見ることができたし、神バンドも堪能できた。彼らはこれ以上ないくらいに個性あふれるパフォーマーたちなのだ。
 これを見てしまうとまた次に行きたくなる。
 また、次に向かって。


Zepp Fukuoka(5)

 ライブが始まるとモッシュッシュピットでは圧縮による体制維持とキツネサインを高らかに掲げて合いの手を入れること、そしてすぅ、ゆい、もあの3人を観ようとするベストポジション探しで忙しく、必然的に注意散漫になりがちである。

 ライブは目の前で見てはいるが、やはりライブ中のことは断片的にしか記憶に残らない。あれだけ注意して聴いていたにもかかわらす、僕は「よかね〜!」を聴き逃しているし、最後のテープに反射的に手を伸ばして取ったがために、3人が退場していく様を見逃している。あれだけ、その二点は観ようと考えていたにもかかわらずだ。まあ、これを余裕で観れる様になるにはもうすこし経験が必要なのかもしれない、僕には。

 今回の良かった点はすぅちゃんの前である中央付近で見ることができたこと、3柵目の1.5列目まで到達して観ることができたこと、割と視線的に障害のないポジション取りが出来たことだ。ライブ前の状況での人口密度が高く感じられた。普通に入った状態から更に詰めているのだから、ライブ開始前はどれだけ激しい圧縮が起こるのか恐ろしくもあったのだが、スペースもなかったからか想像したより圧縮は少なく感じられた。何人かが柵を上がってのダイブ〜クラウドサーフ(KOBAの言う送り人?)を試みるものもいた。(2柵目)


Zepp Fukuoka(6)
 
 これらの環境も1柵目や2柵目、はたまた後ろの柵じゃあ、また違う状況だったみたいだから、一概には断定ができないのだが、一つ言えることは、僕のベビーメタルライブ参戦のポジションとしては申し分ない位置にいられたし、最高だった。この詳細は各部活のスレに書いているのでそちらを参照願いたい。

 すぅさんと6m程度の距離感、ゆいちゃんの美しい笑顔、もあちゃんの激しいアイコンタクト! どれも真正面で観ることができた。今思えばとても信じられない様な至福の時間だったのだと思う。

 もう二度と巡ってはこないかもしれない、でも期待せずにはいられない。
 また次に出会うベビーメタルはまたとんでもなく進歩したライブをみせるのだから。
 とりあえず至福の時をくれたベビーメタル、神バンドに感謝をしたい。

 ありがとう。