2015年巨大天下一武道会初参戦記 byTM
2015年巨大天下一武道会初参戦記 其の1
曇空の中、バスは幕張に着く。ホテルのチェックインは予定時刻前だったので一旦荷物をコンシェルジェ預けとなった。身軽になって斜め掛けバッグひとつを携えての参戦だ。
楽園の仲間たちから教えてもらった素晴らしいサバイブ術は参加してどれほど価値のある事かを実感した。ポケットに携帯を入れていた人はあの圧縮の中、携帯を落としライブどころじゃなくなった。僕は、このバッグのお陰で割と圧縮の少なかった神バンド演奏中に水分補給すら出来て余裕があった。これもひとえに楽園のお陰だ。
僕は幕張メッセの中を歩く事自体初めての経験だった。とにかく広い長い廊下が連なる、「ホール8か〜。ホール1は果てだな。」僕の泊まるホテルと幕張メッセは隣り合っているのだが、ホール1,2,3はホテル側ではなく真反対。そこに行くまでにかなりの距離を歩かされた。いろいろなベビーメタルTシャツを着たメイトで溢れる廊下をとにかく歩き回った。
結局、楽園の仲間たちとは別棟になる物販出口前のホール11で合流できた。早朝から物販に並ぶ仲間たちに合流する為に出口で待ち合わせているのだ。楽園の仲間たちと合流したおかげで初参戦にもかかわらす、ぼっち参戦ではなくライブまでの時間を楽しく過ごすことができた。
みんなでランチをとった後、入場の為にホール1に向かう。僕らのチケットはそれぞれ番号が違うので、入場の待機場所も異なる。お互いの健闘を祈りつつそれぞれの場所へとむかった。僕はB-1500番、広い待機場所にこれでもかと人が入ってくる。入って間もなく入場の呼び出しがはじまった。アナウンスは50番刻みで呼び出しされる。あっという間に僕の入場となる。チケットをもぎり、隣のライブ会場に移動する。
結局、楽園の仲間たちとは別棟になる物販出口前のホール11で合流できた。早朝から物販に並ぶ仲間たちに合流する為に出口で待ち合わせているのだ。楽園の仲間たちと合流したおかげで初参戦にもかかわらす、ぼっち参戦ではなくライブまでの時間を楽しく過ごすことができた。
みんなでランチをとった後、入場の為にホール1に向かう。僕らのチケットはそれぞれ番号が違うので、入場の待機場所も異なる。お互いの健闘を祈りつつそれぞれの場所へとむかった。僕はB-1500番、広い待機場所にこれでもかと人が入ってくる。入って間もなく入場の呼び出しがはじまった。アナウンスは50番刻みで呼び出しされる。あっという間に僕の入場となる。チケットをもぎり、隣のライブ会場に移動する。
2015年巨大天下一武道会初参戦記 其の2
会場には出島と思しき正三角形のステージがあり、上にピラミッド状の真っ赤なドレープが掛かる。模様はまさにThe One。紙芝居で時計の秒針のごとき回転をしているあのThe Oneの証が僕らの眼前に立ちはだかる。早速撮影し始めるメイトにアフリカンのセキュリティが凄む。再三のサーチライトに撮影者たちの撮影意欲が萎える。
爆音でなり響くHMの名曲に合わせて体をウォーミングアップ。リンプ、ジュダス、オジー、ドラフォ、RATM、パンテラと鳴り響く中、注意事項が読みあげられる。そして特別モッシュッシュピットの観客が我々の待ち受ける中、入場する。
これだけ人数がいればかなり入場に時間を取られる。随分と長い間、ウォーミングアップを行い何度も同じ様な注意事項を読み上げられた。WODをするなという注意事項にはわらった。紙芝居でアレだけ煽りながらするなはないんじゃないのか? この時ばかりはぼっちでひたすら待たされた。
ようやく照明が落ちる。「わ〜!」
爆音でなり響くHMの名曲に合わせて体をウォーミングアップ。リンプ、ジュダス、オジー、ドラフォ、RATM、パンテラと鳴り響く中、注意事項が読みあげられる。そして特別モッシュッシュピットの観客が我々の待ち受ける中、入場する。
これだけ人数がいればかなり入場に時間を取られる。随分と長い間、ウォーミングアップを行い何度も同じ様な注意事項を読み上げられた。WODをするなという注意事項にはわらった。紙芝居でアレだけ煽りながらするなはないんじゃないのか? この時ばかりはぼっちでひたすら待たされた。
ようやく照明が落ちる。「わ〜!」
そこで紙芝居が始まる。2015年上半期を振り返り、その成果を評価する。
そしてこの巨大天下一メタル武道会オールモッシュッシュピットが開幕した。
そしてこの巨大天下一メタル武道会オールモッシュッシュピットが開幕した。
2015年巨大天下一武道会初参戦記 其の3
僕は前から6列目ほど。MOAサイドの真横。想像以上に近いと思った。肉眼で充分楽しめた。
今回モッシュッシュピット初参戦。あれだけ後ろから押すなとのアナウンスも案の定効果なく、ショーが始まると後ろから強烈なタックルを受ける。一気に1m以上前に動く。それもそのはず、1曲目はBabymetal Deathだ。いきなりの圧縮に、ここがBブロックの中央付近であることを悟る。
「一番激しい場所じゃないか。」
圧縮は右へ左へ、後ろへ前へ、振り幅1m位の大きな波が濁流に巻き込まれたかのごとくに激しく動く。足を取られて動きにくい、ただ倒れないように、フォックスサインを絶やさないように心がけながら身を任せてみる。
そして始まった2曲目がギミチョコだ。いきなり全開フルスロットルで後方から興奮絶頂の若いメイトがさらなる激しいタックルをはじめる。今度はさっきと異なり複数のメイトが「俺が前に行く、退け。」と言わんばかりに突入してくる。もはや前を見るどころではない。手を挙げていると肋骨辺りに強烈な危うさを感じた。進路を左に取り、端に寄る様に、出来るだけステージ上の三人の顔が見られる様に移動した。
これはある意味正解で、中央の圧縮に比べ、端ら辺の圧縮は緩くはるかにマシな環境となった。しかも割と三人の顔も見える場所だった。ベビーメタルは前方にYUI-METAL、MOA-METAL。後方にSU-METALを配置しているので、横からだとSU-METALがしっかりと見える。
今回モッシュッシュピット初参戦。あれだけ後ろから押すなとのアナウンスも案の定効果なく、ショーが始まると後ろから強烈なタックルを受ける。一気に1m以上前に動く。それもそのはず、1曲目はBabymetal Deathだ。いきなりの圧縮に、ここがBブロックの中央付近であることを悟る。
「一番激しい場所じゃないか。」
圧縮は右へ左へ、後ろへ前へ、振り幅1m位の大きな波が濁流に巻き込まれたかのごとくに激しく動く。足を取られて動きにくい、ただ倒れないように、フォックスサインを絶やさないように心がけながら身を任せてみる。
そして始まった2曲目がギミチョコだ。いきなり全開フルスロットルで後方から興奮絶頂の若いメイトがさらなる激しいタックルをはじめる。今度はさっきと異なり複数のメイトが「俺が前に行く、退け。」と言わんばかりに突入してくる。もはや前を見るどころではない。手を挙げていると肋骨辺りに強烈な危うさを感じた。進路を左に取り、端に寄る様に、出来るだけステージ上の三人の顔が見られる様に移動した。
これはある意味正解で、中央の圧縮に比べ、端ら辺の圧縮は緩くはるかにマシな環境となった。しかも割と三人の顔も見える場所だった。ベビーメタルは前方にYUI-METAL、MOA-METAL。後方にSU-METALを配置しているので、横からだとSU-METALがしっかりと見える。
歌声も素晴らしい、少しの危うさも感じない。素晴らしい。(後で後方に下がるとまともな音が聞こえない。展示ホールだから音響なんか語るべき場所ではないのだが。たかだか10m位で音は全く別物。)
2015年巨大天下一武道会初参戦記 其の4
3曲目ドキドキモーニング、4曲目のウキウキミッドナイトでも後ろから若い連中がかなり迷惑なタックルを繰り返してくるので、地蔵ならぬ大仏でガンと動かない様にした。この激流に揉まれると見るものも見えず、体力も疲弊し、倒れるなどの危険度も増す事からとにかく巻き込まれない事に気を使った。
初っ端でリタイアするわけにはいかない、最後まで見たい。あまりに理不尽な暴れん坊には肘鉄で対応した。むやみに押す暴れん坊には睨みを利かして怒鳴りつける者もいたので、なんとかしたいところではある。
スペースに余裕ができた状況で圧縮が来るのも将棋倒になる危険性があり、かえって危険。適度なスペース確保が重要だと感じた。それでも倒れてしまった者はみんなで引き起こすなど助け合いの様が自然であり中々良かったのだが、引き起こせなかったらシャレにならない。大怪我する可能性はあるだろう。
初っ端でリタイアするわけにはいかない、最後まで見たい。あまりに理不尽な暴れん坊には肘鉄で対応した。むやみに押す暴れん坊には睨みを利かして怒鳴りつける者もいたので、なんとかしたいところではある。
スペースに余裕ができた状況で圧縮が来るのも将棋倒になる危険性があり、かえって危険。適度なスペース確保が重要だと感じた。それでも倒れてしまった者はみんなで引き起こすなど助け合いの様が自然であり中々良かったのだが、引き起こせなかったらシャレにならない。大怪我する可能性はあるだろう。
そんな中はじまる5曲目泡玉フィーバー。遂にワールドツアーでは一度も演奏されることのなかった泡玉。アレンジも変わり、進化を遂げていた。日本公演でしか聞けない歌が目の前で演奏された。いつこの曲がシングルカットされるのか? とても気になるところだ。
いきなりの五連発ぶっ飛ばしで大分疲弊した。戦いの中でひと時のオアシス的な意味合いを持つ神バンドの演奏。藤岡神も大神様もBOHさんも青山さんも、渾身のソロを披露された。一時的に圧縮が解け、涼しい冷風が足元を通り抜ける。先のワールドツアーでは各国の国歌を挟み込んでいた大神様のソロだったが、今日はYUIへのハッピーバースデーソングを挟み込んでいた。
「やる〜!。」
神バンドの演奏に引続き6曲目のCMIYCがはじまり、圧縮の中、三人のパフォーマンスに見入る。
「やる〜!。」
神バンドの演奏に引続き6曲目のCMIYCがはじまり、圧縮の中、三人のパフォーマンスに見入る。
2015年巨大天下一武道会初参戦記 其の5
ここで紙芝居が入る。ハッピーバースデーとYUI-METAL生誕を祝う中、Black Babymetalが紹介された。
今回仲間内で作ったベビーメタル紙幣を周囲に配る。突然の紙幣ゲットに喜ぶものもあれば、当惑するもの、受け取りを拒否する者もあり、なんとなしに、認知度の低さを感じてしまった。
配りながら4列目まで上がり7曲目おねだり大作戦を迎える。周囲のムードが今ひとつ乗り切らない中、「買って、買って、買って、買って、ちょうだい、ちょうだい、ちょうだい、ちょうだい。」のタイミングだったが、お札が投げられることはなかった。僕も投げるタイミングを見ていたにもかかわらず、投げる事が出来なかった。明らかに作戦失敗だった。
今回仲間内で作ったベビーメタル紙幣を周囲に配る。突然の紙幣ゲットに喜ぶものもあれば、当惑するもの、受け取りを拒否する者もあり、なんとなしに、認知度の低さを感じてしまった。
配りながら4列目まで上がり7曲目おねだり大作戦を迎える。周囲のムードが今ひとつ乗り切らない中、「買って、買って、買って、買って、ちょうだい、ちょうだい、ちょうだい、ちょうだい。」のタイミングだったが、お札が投げられることはなかった。僕も投げるタイミングを見ていたにもかかわらず、投げる事が出来なかった。明らかに作戦失敗だった。
そのショックを引きずりながらの8曲目アカツキ。SU-METALの歌声が素晴らしく響きはじめると激しいタックルと割り込みがはじまる。
その時隣にいたメイトに異変が起こる。今のタックルで、携帯を落としたらしい。虚しくもカバーの残骸は見つかったものの、スマホ本体は見当たらなかった。大分見たけれど、周囲にそれらしいものはなかった。顔面蒼白のメイトはSU-METALにフォックスサインを送りながらも起こった事へのショックで集中力を完全に欠いていた。お陰でSU-METALの素晴らしい歌声だったアカツキを半分くらいの集中力で観ることとなった。なんとなく気になり一緒に下を向いてスマホ探しをしていた。アカツキなのに集中出来なかったなんて。これもまたライブの醍醐味といえば、そう言えなくもないのだが・・。
その時隣にいたメイトに異変が起こる。今のタックルで、携帯を落としたらしい。虚しくもカバーの残骸は見つかったものの、スマホ本体は見当たらなかった。大分見たけれど、周囲にそれらしいものはなかった。顔面蒼白のメイトはSU-METALにフォックスサインを送りながらも起こった事へのショックで集中力を完全に欠いていた。お陰でSU-METALの素晴らしい歌声だったアカツキを半分くらいの集中力で観ることとなった。なんとなく気になり一緒に下を向いてスマホ探しをしていた。アカツキなのに集中出来なかったなんて。これもまたライブの醍醐味といえば、そう言えなくもないのだが・・。
結論としてポケットにスマホを入れての参戦は決してやってはいけない事だと実感した。
2015年巨大天下一武道会初参戦記 其の6
9曲目悪夢の輪舞曲はSU-METALが天に上がりレーザービームの交錯する幻想的演出であった。せり上がった小さなステージの上で命綱は付いているとは言え、良くあそこであの激しい振り付けをするものだとヒヤヒヤしながら見ていた。アカツキを見損ねた分しっかりと目に焼き付けなきゃ!
10曲目4の歌。YUI、MOAと一緒にノリノリで歌う4の歌。僕は大分圧縮にも慣れてきたし、みんなもよく知った曲で合いの手も入れやすく純粋に楽しむ事ができた。
そんな盛り上がりまくった中でまた紙芝居が始まる。昨年末のブリクストンで行われた新曲発表さながら、新たな楽曲発表が行われている。興奮して鳥肌がたった。
来た〜! 新曲は泡玉を彷彿させる楽曲で、ちがう、ちがうを連発する歌詞だった。ROR的なメタル色の強い楽曲を想定していたので、2曲続けて同じ種類の曲に意外さを感じたが、オリジナリティー溢れる楽曲には変わりないので良かった、応援したいと思う。
来た〜! 新曲は泡玉を彷彿させる楽曲で、ちがう、ちがうを連発する歌詞だった。ROR的なメタル色の強い楽曲を想定していたので、2曲続けて同じ種類の曲に意外さを感じたが、オリジナリティー溢れる楽曲には変わりないので良かった、応援したいと思う。
11曲目の新曲から12曲目いいね!!、13曲目メギツネにつながる。
ここに来て僕の足に異常が起こる。ふくらはぎの筋肉がつったのだ。この状況で6列目キープは無理。止む無くメギツネで来る圧縮を受けないくらいの後方に下がった。
ここに来て僕の足に異常が起こる。ふくらはぎの筋肉がつったのだ。この状況で6列目キープは無理。止む無くメギツネで来る圧縮を受けないくらいの後方に下がった。
2015年巨大天下一武道会初参戦記 其の7
ここで紙芝居が映し出されWODが宣言された。14曲目IDZがはじまる。
足の異常から初参戦でWOD参加はならなかった。
15曲目ヘドバンでYUI-METALのボーカルを期待したのだが、それはなかった。残念。
すぅさんのかかって来いよ! が聴けたのが良かった。
そして再び紙芝居で戦国WODを煽る。16曲目RORがはじまる。
今、正直、WODに参加するほどの体力は残っていない。WOD参加は次回に見送り、ハミングに集中する。SU、YUI、MOAの三人がステージ周囲を回る。煽る。左、真中、右、全体。ワールドツアーではカットされたRORのハミングパートが復活した。これはこれで良いとおもう。MCのないベビメタの交流手段はこのハミングや合いの手でしかありえない。最後の全員ハミングは熱くて感動した。
そして、最後の3.2.1 See You!
全16曲完全燃焼。充実の幕張公演は幕を閉じたかに見えた。
再び紙芝居がはじまる。なんと! 待ち望んでいたジャパンツアーの発表だ。
札幌、大阪、名古屋、福岡、東京ダイバーシティ、そして横浜アリーナ。
いよいよ全国ツアーがある。感慨深い。しかし地方公演が全てZEPPと言う箱の小ささが横浜アリーナとまるで釣り合わない。なんちゅうバンドや。これにとやかく言ってみても仕方がない。とにかくチャレンジあるのみである。
この幕張はサプライズがありすぎて、よもや記憶が錯綜している。これが初参戦で今の僕の全て。想像を絶するモッシュッシュピットにかなりの衝撃を受けていてまだ客観視出来ない。狐様が全ての記憶を飛ばしているのかもしれない。
Only Fox God knows.
【METAL学院】
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